毎日仕事や家事、子育てが忙しくて、運動をしたくてもなかなか時間が取れない方は多いのではないでしょうか?
運動不足が続くと体力低下や体重増加、さらには肩こりや腰痛の原因になります。
できれば何かしらの運動を習慣にしたいものです。
ジムに行ったり、走る時間を確保したりできないならば、ちょっとした隙間時間を見つけて運動するしかありません。
そこで今回紹介するのは、仕事中や休憩時間にオフィスでできる運動です。
ちょっとした時間を見つけて行う運動はお金もかからず、気分のリフレッシュにもなります。
もちろんテレワークをしている方は自宅で行えるものです。
忙しくて運動する時間がない方や、テレワークの導入で歩く機会が減り、「なんだかぽっちゃりしてきたな」という方はぜひ読んでみてくださいね。
1.運動をしたくてもできない働き盛り
日頃から「なかなか運動ができない」と感じている人は多いと思いますが、それでは実際に運動ができている人はどの程度いるのでしょうか?
2016年に東京都が行った世論調査では、都民のスポーツ実施率について調査しています。
週1回以上運動をしている人の割合
年代 | 運動をしている人の割合 |
全体 | 約56% |
20代 | 約41% |
30代 | 約47% |
40代 | 約54% |
50代 | 約56% |
60代 | 約64% |
70代以上 | 約66% |
この調査では全体では約56%の人が週1回以上運動をしているという結果が出ています。
ですが若い世代ほど運動習慣のない人が多いという結果も…。
運動できない一番の理由は「時間がない」
次に運動習慣のない人に「運動をしない理由」を聞いた調査結果も見てみましょう。
スポーツ・運動をしなかった理由
理由 | 割合 |
忙しくて時間がない | 約43% |
機会がない | 約22% |
年を取った | 約17% |
体が弱い | 約11% |
運動が好きではない | 約11% |
お金がかかる | 約4% |
この質問では「忙しくて時間がない」という理由が断トツの1位。
4割以上の人が運動する時間をとれないと感じているようです。
裏を返せば、多くの人が「時間があれば運動をしたい」と考えているといえます。
20代はまだ仕事に不慣れな面があり、仕事そのものに時間が取られがちな世代。
また一番体力のある世代なので、運動にそれほど興味がない場合も多いと考えられます。
働き盛りである30代、40代は子育てに忙しい時期です。
休日も子供の行事や習い事に費やされてしまいます。
運動がしたくても、なかなか自分の時間が取れない世代といえるでしょう。
時間がなければ、どうにか隙間時間をねらって運動するしかありませんね。
そこで2章、3章では運動する時間のない人ために、仕事中や通勤時にできる運動を紹介していきます。
2.オフィスで仕事の合間にできる運動
まずはオフィスや家の中でできる運動について紹介していきます。
2-1.肩こりや腰痛を和らげるストレッチ運動
オフィスでも気軽に行えるのがストレッチ。
凝り固まった筋肉を緩めて、血流を回復させます。
腰痛や肩こりを軽減したり気分をリフレッシュさせたりする効果が。
①首のストレッチ
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②肩のストレッチⅠ
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③肩のストレッチⅡ
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④腰のストレッチ
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2-2.気になるところを引き締める運動
①太もも
太ももの筋肉を鍛えて、隙間のある絶対領域を目指しましょう。
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②お腹
ポッコリと下腹の出たお腹には、腹筋を鍛える運動を。
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③ふくらはぎ
一日座っていると、むくんでしまいがちなふくらはぎ。
筋肉をつけて血流をよくすることで、むくみの予防にもなります。
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④お尻
たれ尻は脚が短く見えるので、スタイルが悪い印象を与えます。
太ももの内転筋とお尻の大殿筋を鍛えてヒップアップを。
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- ④二の腕
タプタプ波打っている二の腕をすっきり引き締めます。
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3.通勤時間にはカロリーを消費する運動を
通勤時間は上手に使うとカロリー消費量を増やすことができます。
ダイエットしたい人は利用しない手はありません。
3-1.大股で早歩きをする
通勤で歩く時は何となく歩くのではなくて、よりカロリー消費するるような歩き方を心がけましょう。
まずは姿勢が大事です。
背筋を伸ばして、あごは軽く引きます。
ひじを曲げて後ろ側に振るイメージです。
歩幅は普段のプラス10㎝をイメージして、できるだけ早歩きをしましょう。
この歩き方だとカロリー消費量は普通に歩く時の1.6倍にもなります。
3-2.必ず階段を使う
階段は平面を歩いている時の3.5倍ものカロリーを消費します。
通勤時も職場内でも「階段は運動のチャンス」と考えて、エレベーターは使わずに階段を上りましょう。
階段を上る時は歩く時と同じく姿勢が大切です。
背筋を伸ばして前かがみにならないようにしましょう。
姿勢をよくして上ることで、筋肉を効率よくつけることができます。
なるべく膝を高く上げると、太ももを引き締める効果がアップ。
初めて間もない頃は上る速度はゆっくりでもいいですが、慣れてきたらスピードアップして、消費カロリーを増やしましょう。
ただしあまり速く駆け上がると、無酸素運動になってしまい脂肪が燃焼しにくくなります。
やや息が上がる程度のスピードがおすすめです。
階段を使い続けていれば下半身の筋肉がつきます。
筋肉がつけばつくほど、脂肪が燃焼しカロリーが消費しやすい体に。
3-3.通勤電車も運動のチャンス
通勤電車も運動する絶好のチャンスになります。
もちろん席には座らないことが基本です。
腹筋に力を入れながら、つり革を持って、つま先立ちをします。
1分程度つま先立ちをして、疲れたら、かかと下ろす。
これを繰り返すことによって、腹筋や足の筋肉が鍛えられます。
またカバンをダンベル代わりに上げ下げすることで、上半身の筋肉を鍛えることが可能です。
4.オフィスの運動にも使えるオフィスチェアおすすめ5選
①ファブリックチェア ターコイズブルー RFC-FPBLWF
シンプルなデザインながらオシャレな雰囲気のミーティングチェアです。
休憩室やミーティングルームを明るく爽やかな雰囲気に。
キャスターがついていないタイプの椅子は安定性があり、オフィスでの運動に適しています。
カラーは13色展開。
どんなオフィスデザインでもピッタリのカラーが見つかります。
②FURSYS T30チェア 可動肘 ヘッドレスト付き
背もたれと座面が連動して動くシンクロロッキングが、座る人の自然な動きを妨げない、快適な座り心地のオフィスチェアです。
ヘッドレスト付きのこちらのタイプは、頭の重さ分の肩や腰への負担が減り、肩こりや腰痛予防になります。
③EGG B CHIR ファブリックタイプ ミーティングチェア
卵のようなデザインがモダンなミーティングチェア。
オシャレなイメージが大切なデザイン系のオフィスにおすすめです。
④ オフィス チェア 【ビートル】 [42-483]
レザーの張地が高級感あふれるオフィスチェア。
見た目から想像できない手頃な価格です。
ナチュラルな雰囲気はテレワークにもおすすめ。
⑤エルゴヒューマン プロ オットマン HIGH
人間工学に基づいてデザインされたオフィスチェアです。
座面やひじ掛けの高さ、背もたれの角度など…あらゆる箇所が調節可能で、自分にぴったりの椅子にカスタマイズできます。
こちらはオットマン付き。
背もたれを倒してオットマンを使えば、仮眠にもピッタリです。
6.まとめ
今回はオフィスや通勤でできる運動を紹介しました。
運動をする時間が取れない人でも、通勤や仕事の隙間時間を使えば、すぐにでも運動することが可能です。
ジムの会費やウェア、道具もいらない気軽な運動は、お金や時間の節約になります。
ジムに通ったり長距離をランニングをしたりするような大きな変化は、すぐには出ないかもしれません。
ですが毎日コツコツ続けていれば、少しずつですが必ず結果は出てきます。
腰痛や肩こりを軽減し、気分のリフレッシュにもなるオフィスでの運動。
まずは軽い気持ちで取り入れてみてくださいね。