オープンスペースのオフィスが増えている昨今、空間を仕切るパーテーション(パーティション)を使えば、オフィスはさらに働きやすい場所となります。
しかしパーテーションにはタイプや素材による違いがあり、目的に合わせた製品の選択が必要です。
そこで今回は、パーテーションのメリットやタイプ・素材による違い、活用法を詳しく紹介します。またおすすめパーテーションも紹介します。
「パーテーションを使い、オフィスをさらに快適で使いやすい空間にしたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
パーテーションの選び方
昨今、増えているのがオープンスペースのオフィスです。オープンな空間は開放感を与えてくれますが、業務や使用目的によっては、スペースを仕切りたい場合も出てきます。作り付けの造作壁よりも、簡単にローコストで空間を仕切れるのがパーテーションです。
タイプで選ぶ
パーテーションは「ローパーティション」と「ハイパーテーション」の大きく2種類に分けられます。それぞれのメリット・デメリットを押さえて、適したタイプのパーテーションを選びましょう。
ローパーティション
特徴 |
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メリット |
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デメリット |
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ハイパーテーション
特徴 |
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メリット |
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デメリット |
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ハイパーテーションはローパーティションに比べればコストが掛かりますが、造作壁よりはローコストで設置できます。
またハイパーテーションで密閉された空間を作る場合、新たに火災報知器や空調設備の設置が必要とされます。しかし、一部のパネルを開放にすれば、新たに火災報知器などの設置は必要はありません。
フレームの素材で選ぶ
パーテーションは、金属フレームにパネルを装着して作られています。使われる金属素材によって、メリットやデメリットなどに違いがあります。
パーテーションのフレームに使われるのは、主に「アルミ素材」と「スチール素材」です。それぞれのメリット・デメリットを押さえて、適した素材を選びましょう。
アルミフレーム
特徴 |
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メリット |
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デメリット |
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フレームとフレームの間にパネルを挟む構造のため、フレームがむき出しになり、やや無骨な印象となります。
パネルにガラスやアクリルを使うと、フレームがデザインの一部となり、おしゃれな雰囲気を作れます。
スチールフレーム
特徴 |
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メリット |
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デメリット |
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2枚のパネルでフレームを挟み込むため、フレームが見えずスッキリとした印象となります。ただしアクリルなど透明素材のパネルの場合は、フレームが見えます。
オフィスでパーテーションを使う7つのメリット
パーテーションは空間を仕切る以外にも、多くのメリットが期待できます。以下の7つが、パーテーションのメリットです。
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①フレキシブルに空間が使える
パーテーションは一度設置しても、他の場所に簡単に移動ができます。特に工事の要らないローパーティションは、シチュエーションに合わせて、さまざまなレイアウトに変更可能です。
工事が必要なハイパーテーションであっても、同じ天井高なら、工事を行い移動できます。移動不可能な作り付けの壁よりは、レイアウト変更がしやすいといえるでしょう。
②明るい空間が作れる
ローパーテーションでスペースを区切れば、開放された上部から光を取り入れられるので、照明を増やさずとも明るさを維持できます。
ハイパーテーションは、スチールや木質パネルが使われている場合は、光を通さないので照明の増設が必要です。
ただしパーテーションのパネルは、アクリル・ガラスなどの透明素材の製品もあります。パネルに透明素材を選択すれば、自然光や照明の光を取り入れることができます。
③集中して作業できる
集中が必要な業務では、周りの動きや周囲からの視線が気になり、注意力散漫になることが多々あります。また周囲からの視線を常にさらされている環境は、ともするとストレスが溜まってしまいがちです。
パーテーションで周囲が気にならない環境を作れば、より集中して作業に臨めるので、作業効率アップが期待できます。
④防音・遮音効果がある
ハイパーテーションは遮音性が高く、周囲に声が漏れにくくなります。特にスチールフレームのハイパーテーションで仕切られた空間は、密閉性が高く、より遮音性の高い空間が作れます。
社外秘や部外秘、プライベートに関することなど、内密な話をするスペースとして活用できるでしょう。
上部が開放されているローパーティションは、声は漏れますが、何も無い状態よりは防音効果が期待できます。周囲の声は聞こえにくくなり、またミーティングなどでも周囲に声が漏れにくくなります。
⑤セキュリティを強化できる
独立した空間が作れるハイパーテーションは、パネル部分にドアの設置が可能です。ドアに指紋認証などのセキュリティー錠を設置することで、セキュリティーを強化したスペースが作れます。
⑥プライバシーを保護できる
周囲からの視線が遮られるローパーテーション。センシティブな相談を受けるオフィスでは、来客同士が顔を合わせることを防げます。
また患者同士で居合わせることが多いクリニックでも、仕切られた空間を作ることで、プライバシー保護の役割を果たします。
⑦感染症対策になる
新型コロナウィルスの流行により、感染症対策もパーテーションの新しい役割となりました。
フリーアドレスオフィスや、島型レイアウトなど対面型のオフィスでは、ローパーテーションを使うことで飛沫対策になります。
またクリニックでは、感染症が疑われる患者の待機スペースをローパーテーションで作れます。
オフィスでのパーテーション活用法
設置することで、さまざまなメリットが期待できるパーテーション。ここからは、パーテーションの有効活用方法を紹介します。
個別の集中ブースとして
フリーアドレスオフィスや、オープンスペースのオフィスは、社員同士のコミュニケーションが取りやすい点がメリットです。
しかし大勢の人が行き交うため、集中を必要とする作業が落ち着いて取り組みにくい場合があります。
パーテーションで個別の集中ブースを作れば、周囲の視線や声が遮られ、集中して作業に取り組むことが可能です。
また短時間の仮眠ができる仮眠スペースを作れば、頭がスッキリし、作業効率がアップします。
ミーティングスペースとして
会議室が無かったり、足りなかったりするオフィスには、パーテーションで簡易的なミーティングスペースを作るのもよいでしょう。
執務室内にあるミーティングスペースは、気軽に利用しすく、社員同士のコミュニケーションの場にもなります。
ローパーティションでも、ある程度は音が遮られるので、周囲の音が気にならず、自分たちの声が漏れにくい環境が作れます。
ハイパーテーションで密閉された空間は、より音漏れしにくく、重要機密を扱う会議も安心して行えるでしょう。
パーテーションで作ったミーティングスペースは、来客時の応接スペースとしても使えます。
セキュリティを強化した部屋として
個人情報など重要機密を扱う部署は、社員の自由な入室の制限が必要です。
ハイパーテーションは、ドアの取り付けも可能です。ハイパーテーションで独立した空間を作り、ドアに指紋認証などのセキュリティー錠を設置すれば、社員の自由な入室を制限できます。
空間のデザイン性を高める
パーテーションは、デザイン性を重視した製品が多数販売されています。スペースの雰囲気に合う素材やカラーのパーテーションを使うことで、おしゃれな空間が作れます。
パネル部分が木製や木目調のものなどは、リフレッシュスペースやミーティングスペースなど、リラックス感をプラスしたい空間におすすめです。
またガラスやアクリルなど、透明素材のパネルが使われたパーテーションは、洗練されたスタイリッシュな空間作りに有効です。
目隠しとして
パーテーションは、目隠しとしても使えます。給湯スペースなどごちゃつきがちな場所をパーテーションで隠すことで、すっきりとした印象となります。
おすすめのローパーテーション4選
移動が簡単で、気軽にレイアウト変更しやすいローパーティション。ここではおすすめのローパーティションを紹介します。
①パーティション レザー張り W900 H1800
ジョイントパーツをはめれば、単独でも、連結して複数枚でも使えるローパーティション。直線・L字、T字、十字での連結可能で、さまざまなレイアウトで使えます。
②吸音パーティション 3枚セット W700 D350 H1650
パネルに高密度の硬質フェルトが使われた、吸音性の高いパーテーションです。日常会話程度の音量で、残響時間は半分となります。ミーティングスペースに使えば音漏れしにくく、気兼ねなく話せます。
③アスプルンド PERSONAL DESK W1000 ベースドウィズ パーソナルデスク
集中ブースとして使える、デスク付きのパーテーションです。布製パネルのナチュラルな質感は、使う人をリラックスさせ、オフィスをおしゃれな空間にしてくれます。
④【2枚セット】3連スクリーン 天然木(パイン)
天然木製のおしゃれなパーテーション。リフレッシュスペースや仮眠スペースなど、リラックスできる空間作りに役立ちます。
ハイパーテーションの設置を検討している方はこちらをチェック!
パーテーションを上手に使ってオフィスを快適で使いやすく、おしゃれな空間に!
オープンな空間に設置することで、さまざまなメリットが期待できるパーテーション。オフィスのさまざまな課題を解決します。
パーテーションは「ローパーティション」と「ハイパーテーション」の大きく2種類に分けられ、それぞれに合う活用方法があります。まずはオフィスの課題をきちんと把握し、適したタイプの製品を選ぶことが重要です。
最も適したパーテーションを選んだら、レイアウトを工夫することで、さらに快適で使いやすいオフィスを作りあげてください。