テレワークの導入が増えて、お家時間が増えている昨今。
今までは家を空けることが多くて飼えなかった猫を「ぜひ飼ってみたい」とお考えの方は多いのではないでしょうか?
家族の一員として猫を飼う時には、猫が快適な環境を準備することが重要です。
しかし猫の快適さを考えるあまりに、人間が落ち着かない部屋になっては本末転倒になってしまいます。
そこで今回は猫も人間も快適に過ごせる部屋作りについて紹介します。
猫のためにどんな環境を準備したらいいか悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
Contents
1.猫にとって快適な部屋とは?
昔は飼い猫も街中を自由に出歩いていましたが、最近の飼われている猫は家の中だけで生活していることがほとんどです。
外に出ない分、猫が運動不足になりやすいので、猫を飼う時はある程度の広さが必要になってきます。
猫が運動不足になったりストレスを溜めたりしないためには、1匹につき2部屋以上はあった方がよいでしょう。
部屋が狭い場合は、家具やパーティションを使って、ちょっとした通路や階段、トンネルを作ってあげると猫の運動不足の解消につながります。
1-1.高い場所も準備してあげましょう
充分な広さが取れない場合は、高さのある家具やキャットタワーなどを設置する方法もあります。
高さのあるものを上り下りさせることで運動不足を解消してあげましょう。
また猫は周りを見下ろせる高い場所が大好きなので、そういう意味でも高い場所を準備してあげることが大切です。
2.猫が好む寝る場所とは?
一日16時間~17時間を寝て過ごす猫。
長く過ごす寝る場所はとくに快適なスペースにしてあげましょう。
寝るのに適した場所が何カ所あると、いつでも寝られるので猫も過ごしやすい部屋になります。
2-1.快適な温度の場所
猫にとって快適な場所とは、人間とっても快適な場所です。
猫も夏は風通しがよくて涼しい場所、冬は日が当たる窓辺などを好みます。
冬はお気に入りの場所にカーペットやマットを敷いてあげるとよいでしょう。
短毛の猫は寒さに、長毛の猫は暑さに弱いのが一般的です。
それぞれの猫が快適な温度を考えてあげましょう。
猫のいる部屋にはエアコンを設置してあげるのがおすすめです。
2-2.狭くて囲まれている場所
SNSで人気の猫鍋のように、猫は何かにすっぽりと入ってしまうことが好きです。
昔、猫の祖先は物陰に隠れて狩りをしていました。
その名残りもあるようです。
また一日の長い時間を寝て過ごす猫は、外敵から身を隠すために何かに隠れて寝る方が安心できます。
ですから猫のベットや寝場所を準備する場合は、猫がすっぽりと入れるタイプがおすすめです。
2-3.柔らかなものを敷く
猫によって好みは違いますが、多くの猫はふわふわの柔らかい肌触りのものが好きです。
くつろいでいる場所やベッドに柔らかくて肌触りのよいクッションや毛布、タオルケットなどを敷いてあげるとよいでしょう。
3.トイレは落ち着ける静かな場所に
猫のトイレを設置する場所は猫が落ち着いて用を足せるように、静かで落ち着いた場所がよいでしょう。
人通りの多い玄関や音がうるさいテレビや洗濯機のそばなどは、あまり適していません。
臭いがこもらないように、なるべく風通しのよい場所が適しています。
3-1.戸建てや複数飼いの場合はトイレを増やして
戸建てで猫を飼う場合は猫のトイレまでの移動距離が長くならないように、1階、2階それぞれにトイレを置きましょう。
また複数の猫を飼う場合も、猫が使いたい時にすぐ使えるように2個以上のトイレの設置が必要です。
3-2.えさ場から離してあげる
本能的に猫は排泄場所と離れた場所で食事をするもの。
排泄場所は自分の匂いがするので、居場所がばれやすくなってしまいます。
餌が取られてしまう可能性が高いので、猫は落ち着いて食事ができないのです。
トイレと餌を食べる場所は離して、落ち着いて食事ができるようにしてあげましょう。
3.猫大好き!キャットタワーの選び方は?
昔、野生の猫は木の上を隠れ場所として生活していました。
ですから今でも猫は周囲を見渡せるような高い場所を好みます。
猫が上り下りできるような高い場所が部屋にない場合は、背の高い家具やキャットタワーを設置してあげるとよいでしょう。
3-1.猫の性格や年齢に合わせて選ぶ
猫は性格によって活発に動いたり、あまり動くのが好きでなかったりします。
せっかく天井までの高いキャットタワーを購入しても、おとなし過ぎて全く登らないのでは無駄になってしまうことに。
まずは猫の性格を見極めてから、猫に合った高さのキャットタワーを選びましょう。
また高齢の猫もあまり高いところを好みません。
万が一落ちた時にケガをしないためにも高さがそれほどなく、段差が小さくて楽に上り下りができるキャットタワーを選んでください。
3-2.頭数制限や重量制限を確認する
キャットタワーが倒れると猫にとっても危険ですし、人間がケガをする場合もあります。
キャットタワーを購入する場合は、使用する猫の頭数制限や重量制限をきちんと確認しましょう。
また猫が滑らないように、猫が通る場所が滑りにくい素材のものを選ぶのがおすすめです。
3-3.キャットタワーの種類とは?
①据え置きタイプ
据え置きタイプのキャットタワーは床に接している面積が広い分、倒れにくく安定感があります。
また置き場所を変えたい時にかんたんに移動できるのもメリットです。
②突っ張りタイプ
突っ張りタイプのキャットタワーは場所を取らないのがメリットです。
部屋が狭い場合も圧迫感なく使えます。
また高さが天井まであるので、若くて活発な猫にピッタリです。
突っ張りタイプは使っているうちに突っ張り部分が緩んでしまう場合があるので、頻繫に確認する必要があります。
③家具調のキャットタワーまたは家具で代用
インテリアにこだわりたい人におすすめなのが家具調のキャットタワーです。
普通の棚のようなキャットタワーは、部屋にあっても違和感がありません。
家具調のキャットタワーの代用として使えるのが、収納棚。
猫が上りやすいように階段状に置くことで、おとなしい猫でも上り下りがしやすくなります。
4.猫からインテリアを守る対策
猫を飼っていて部屋が傷んでしまい、人間が我慢するのはちょっと残念ですね。
猫と暮らしていても、人間にとっても快適な部屋を保つための対策をしていきましょう。
猫は爪の角質を取るために爪とぎをします。
また爪とぎにはストレス解消の意味もあります。
爪とぎは猫にとっては必要なこと。
ですから猫には思う存分、爪とぎをしてもらいましょう。
その分人間が爪とぎに対する対策をすることが重要になります。
4-1.爪とぎを準備する
一番の対策になるのが猫に爪とぎを与えることです。
猫の爪とぎはダンボールやカーペット、縄、木材など、さまざまな材質の製品が販売されています。
形も寝転んで使うタイプや立てて使うタイプなどさまざま。
猫をよく観察して、どういうタイプが好みなのかを見極めて準備しましょう。
爪とぎを準備していても、猫が壁や家具で爪とぎをしてしまうことがあります。
そういう時はすぐに爪とぎを与えることが重要です。
きちんと爪とぎを使えたら褒めてあげることを繰り返しているうちに爪とぎで爪をとぐようになります。
その他の爪とぎ対策として、定期的に爪切りをすることも大切です。
4-2.壁をカバーする
爪とぎを与えていても、猫は壁や床で爪とぎをしてしまうことはよくあります。
部屋をきれいに保つために、あらかじめ床や壁をカバーしておけば安心です。
猫が壁で爪とぎをするのを防ぐには、壁に保護シートを貼る方法があります。
保護シートはツルツルしているので、猫は爪とぎをしなくなるでしょう。
4-3.床をカバーする
フローリングは猫にとって、あまり生活しやすい床ではありません。
猫はフローリングの床で滑ってしまうことがあるので、足腰へ負担がかかります。
床にカーペットやマットを敷いてあげた方が猫も生活しやすくなるでしょう。
床に何か敷くことで、爪とぎの予防にもなります。
おすすめなのはジョイントマット。
猫はよく食べた物を戻してしまったり、マーキングとして粗相をしたりします。
そういう時に汚れた部分だけ取り外して洗ったり、交換したりできるので便利です。
5.猫と暮らすためのおすすめ商品12選
5-1.おすすめの猫用家具7選
①nekojiro フードスタンド 猫用 食器台 木製 国産
「ヒトもネコも気持ちよく 日常も仕事も快適に」がコンセプトの猫用家具ブランド「nekojiro」。
こちらのフードスタンドはアロマとしても使われる、爽やかな香りの国産の杉材が使われています。
温かみがあって、インチリアにもしっくり馴染むフードスタンドは猫も人も満足ですね。
②トイレ収納家具 猫用 トイレガード レストルーム 木製 国産
- トイレ収納家具 猫用 トイレガード レストルーム 木製 国産
- 価格:59,260円
こちらも猫用家具ブランドの「nekojiro」のシリーズ。
猫用トイレを収納できるトイレガード
香のよい杉材が使われていて、猫もゆっくりとトイレタイムを過ごせます。
トイレガードには見えないおしゃれなデザインが魅力です。
③猫用 キャットハウス付き センターテーブル 木製 国産
猫用家具ブランド「nekojiro」キャットハウス付きセンターテーブルです。
猫と人間が仲よく共同で使えます。
こちらのテーブルも国産の杉材を使用。
猫のためにつけた囲まれた場所と段差がデザインのアクセントに。
④キャットタワー 木製 ナチュラルシグネチャー
ナチュラルな雰囲気の据え置きタイプのキャットタワーです。
オブジェのようなデザインはインテリアのちょっとしたアクセントにもなります。
⑤キャットタワー 突っ張り 隠れ家 爪とぎ ハンモック
場所を取らない突っ張りタイプのキャットタワーです。
猫がくつろげる隠れ家やバスケット、ハンモック、トンネルが付いています。
猫の足場はさらふわ素材で覆われていて、さらに爪とぎ付き。
猫ちゃんに至れり尽くせりのキャットタワーです。
⑥猫 トイレ 収納 家具 キャットタワー
- 猫 トイレ 収納 家具 キャットタワー
- 価格:28,480円
カフェ風デザインがおしゃれなこちらのキャットタワーは、上段は猫の隠れ家、下段は猫のトイレ収納になっています。
よく見ないとキャットタワーとは気づかない、さり気なさがポイントです。
⑦キャットウォーク 猫 家具シリーズ
おとなしい猫やお年寄りの猫でも上り下りしやすい、階段状になる家具シリーズです。
シリーズを全部揃えれば、猫も遊びがいがあるキャットウォークになります。
5-2.猫といっしょのテレワークにおすすめ家具5選
①デュオレスト DR-7501SP人間工学 オフィスチェア ヘッドレスト 肘付き
快適なテレワークはデスクチェアから。
特に腰痛持ちの人は椅子選びは大切です。
こちらのデュオレストは人間工学に基づいたデザイン。
2つのパーツに分かれた背もたれが腰を両脇から包み込むことで腰痛を予防します。
②エルゴヒューマン プロ オットマン
こちらも人間工学に基づいたデザインのデスクチェアです。
製造は日本のブランドですので日本人の体形によりフィットします。
オットマン付きのこちらのエルゴヒューマンプロ。
猫ちゃんとのくつろぎタイムにピッタリです。
③【14段階リクライニング】フロアソファ
猫もくつろぎ場所として気に入りそうなフロアソファです。
キルティング素材の張地でオシャレな雰囲気に。
14段階のリクライニングでちょっとした仮眠にもピッタリです。
④トールシェルフ W64×D35×H144cm[東谷] TAC-247WAL
カフェ風のデザインがおしゃれな飾り棚。
キャットタワーとしても充分な高さです。
猫グッズの収納にいかがですか?
⑤3段 鍵付き スチール オフィスワゴン
シンプルなデザインがどんなインテリアにも合うデスクワゴンです。
いたずら好きの猫から大事な書類を守る、オールロック鍵タイプ。
素材がスチールですので、爪とぎされる心配もありません。
6.まとめ
今回は趣向を変えて、猫と暮らす時の部屋作りや家具選びを紹介しました。
自由でツンデレな性格の猫はまさにテレワーク向きのペット。
また猫は頭のよい動物。しっかりしつけをすれば、困らせられることはそれほど多くないはず。
ですから最初のしつけがとても重要になります。
また猫を飼う時は部屋作りも重要なことはこの記事で分かっていただけたのではないでしょうか。
人間も猫も快適に過ごせるような、すてきな部屋作りをがんばってくださいね。