かつては「スーツにネクタイ」の一択だったオフィスでの男性のファッション。ですが最近は、カジュアルダウンしたオフィスでの服装を認める企業が増えてきています。
職場で認められるカジュアルダウンした服装は「オフィスカジュアル」と呼ばれます。スーツよりもリラックスして仕事に臨め、自分の個性も出しやすいのが「オフィスカジュアル」の魅力です。
また昨今、テレワークでオンライン会議に参加することも増えています。着心地がよく、きちんとして見えるオフィスカジュアルは、オンライン会議にぴったりの服装といえるのではないでしょうか。
ですがオフィスカジュアルには、はっきりとした定義が無いので、「これでいいのか?」と悩んでしまう人は未だに多いのではないでしょうか?
そこで今回は、オフィスカジュアルの基本ルールや避けた方がいいNGアイテム、さらにおすすめのメンズのオフィスカジュアルアイテムを紹介します。
1.オフィスカジュアルとは?
クールビズやウォームビズが推奨されて以来、「ノーネクタイ、ノージャケット」のカジュアルな服装で仕事をすることが当たり前になりました。
当初はエアコンの消費電力を減らすために始まったオフィスでの服装のカジュアル化。ですが快適な服装は働く人たちに歓迎され、一年中カジュアルな服装を認める企業が増える結果となりました。「オフィスカジュアル」という言葉もだいぶ浸透しつつあります。
ですがカジュアルといっても、オフィスカジュアルは普段着をそのまま着ればいいというわけではありません。
働く大人として、落ち着きや責任感を感じさせる服装を心がける必要があります。そこで、まずはオフィスカジュアルの基本ルールを押さえていきましょう。
1-1.オフィスカジュアルの基本ルール
①きちんと感
オフィスカジュアルで一番大切なのが「きちんと感」です。
服装がカジュアル過ぎると、「この人はちゃんと仕事をやってくれるのだろうか?」という不安を相手に与えてしまうことも…。
きちんとした服装は相手に余計な不安を与えることがなく、責任感のある大人という印象を持ってもらえます。
サイズに関して言えば、ダボダボのサイズは子供っぽく見えがちです。体に合った、ジャストサイズのものを選んだ方がきちんとして見えます。
②清潔感
「きちんと感」と同じくらい大切なのが清潔感。
カジュアルアイテムは自宅で気軽に洗えるものがほとんど。何日も続けて着たりせずに、頻繁に洗濯して清潔を保ちましょう。
またシャツやズボンにしわが寄っていたり、ニットやTシャツの首元が伸びていたりするのも、もちろんNGです。
きちんとアイロンをかけたり、形態安定加工をされているものを選んだりして、だらしなく見えないようにしましょう。
③ベーシックカラーやペールカラー、パステルカラー
落ち着いた雰囲気を出したいオフィスカジュアルは、アイテムの色選びも肝心です。
「黒」「白」「紺色」「ベージュ」「グレー」などのベーシックカラーを選んでおけば、どんな組み合わせでもまとまって見えるので便利!
もう少し色味のあるものが着たい人は、原色や蛍光色を避け、くすんだペールカラーやパステルカラーなどの淡い色合いのものを選ぶといいですよ。
1-2.オフィスカジュアルとビジネスカジュアルの違い
オフィスカジュアルの類義語で「ビジネスカジュアル」という言葉があります。
「オフィスカジュアル」と「ビジネスカジュアル」はどう違うのでしょうか。
オフィスカジュアルは社内の人としか会わない人、つまり内勤の人の服装です。それに対して、ビジネスカジュアルは社外の人と会うのに相応しい服装のこと。
ビジネスカジュアルも、カジュアルはカジュアルなのですが、オフィスカジュアルよりもきちんと感が強い服装といえます。
ビジネスカジュアルの場合はジャケットを羽織ったり、ネクタイをしたり、革靴を履いたりしてきちんと感をプラスさせるといいでしょう。
2.メンズのオフィスカジュアルに使えるアイテム
①ジャケット
一番分かりやすく、きちんと感を表現できるのがジャケットです。
形は定番のテーラードジャケットにして、素材でカジュアル感を出しましょう。
ニットやジャージー素材のストレッチが効いたジャケットは、適度なカジュアル感が出て、着心地もよいのが魅力です。
ジャケットのインナーは襟のあるシャツやポロシャツを選ぶと、よりきちんと感が出ます。
インナーはTシャツもOKですが、安っぽく見えがちなアイテムなので、無地の高級感のあるものがおすすめです。
②シャツ・ポロシャツ
シャツやポロシャツは1枚でも着られ、ジャケットのインナーにもなるので、年中使えるアイテム。
柄は無地やストライプなど、主張しすぎないものが使い回しがしやすいですよ。
チェック柄がお好みの人は、ネルシャツのような大きな柄は子供っぽく見えるので、細かい柄の落ち着いた雰囲気のものを選びましょう。
③パンツ
パンツはきちんと感のあるスラックスや、スタイルがよく見えるテーパードパンツがおすすめです。
センタープレスのラインが入っているタイプは、さらにきちんと見えます。
普段着としても使いやすいチノパンも1本持っていると便利。
デニムパンツは禁止されているオフィスも多いようですが、デニムOKのオフィスであれば色落ちしていないキレイ目がおすすめです。
④ニット類
スウェットに比べてきちんと感があるニットも、オフィスカジュアルにおすすめです。
ニットも素材選びが大切で、ざっくりと編まれたローゲージではなく、細い毛糸で編まれたハイゲージのものが大人っぽく見えます。
タートルネックのセーターは、ジャケットのインナーにするとオシャレですし、防寒対策としてもばっちりです。
⑤シューズ
オフィスカジュアルでは黒や白、ブラウンなどのレザースニーカーもおすすめ。
革靴の場合は、プレーンなタイプよりもカジュアル感のあるローファーやスウェード素材のものを選んで、遊び心をアピールするのもいいでしょう。
3.避けた方がいいNGアイテム
①カジュアル過ぎる
スウェットのトレーナーやパーカー、ダメージジーンズ、ロゴやイラストが入ったTシャツは、カジュアル感が強すぎるので避けた方がいいアイテムです。
またキャンバス地やナイロン素材のスポーティーなスニーカー、さらにサンダルもカジュアル度が高すぎるといえます。
②派手なカラー
原色や蛍光色のはっきりとした色合いのアイテムも子供っぽく見えます。ベーシックカラーや落ち着いたトーンのカラーを選びましょう。
③露出が多い
ショートパンツやタンクトップなどの露出が多いアイテムもカジュアル過ぎるのでNGです。
さらにきちんと感を出したい時は、半袖も避けて長袖のアイテムを選んだ方がよりきちんとして見えます。
4.おすすめのメンズのオフィスカジュアルアイテム10選
①ストレッチテーラードジャケット(ST-31440)
- ストレッチテーラードジャケット(ST-31440)
- 価格:5,980円
こんな基本のテーラードジャケットがあると、オンオフどちらにでも使えて便利です。
伸縮性が抜群なので、着ていてもストレスを感じません。
オンライン会議の時は、さっと羽織るだけできちんと感がアップ!
②セットアップ メンズ テーラード
日本の老舗シャツメーカー「フレックスジャパン」のブランド「TECHNO WAVE」のイージースーツ。
歩くことをより楽しくする、スポーツ庁の官民連携プロジェクトに関連した企画商品です。
機能性だけでなく、スタイリッシュなデザインも魅力です。
③セットアップ メンズ 長袖 ダブル カジュアルスーツ
ゆるっとしたシルエット、ダブルボタンのデザインが遊び心のあるスーツ。
オシャレさが要求されるクリエイティブ系の職場でも、ファッションに自信を持てますね。
合コンやパーティーなど華やかな席にもピッタリ。
④テーパードパンツ メンズ アンクル丈 2WAY
スーツ素材を使いながら、ストレッチが抜群に効いているパンツ。
アンクル丈、テーパードスタイル、センタープレス入りのスタイリッシュなデザインも魅力です。
ウェストはゴム仕様、ドローコード付きでリラックスした着心地に。
⑤ツータック トラウザーパンツ チノパンツ
ジーンズメーカー「EDWIN」の定番、ツータックチノパンツ。
ストレッチが効いており股上も深め、さらに抗菌・防臭加工も施されており、大人世代にぴったりのパンツです。
⑥お腹ゆったり 形態安定 ボタンダウンシャツ
ノーネクタイでもきちんと感の高いボタンダウンシャツ。
こちらのシャツは形態安定加工されているので、アイロンなしでもOKです。
美しい裾のラインにこだわりがあり、パンツにインしてもアウトにしても決まります。
⑦フレッドペリー Tシャツ ポケットディティールピケシャツ
ジャケットの中のTシャツがよれよれだと残念な印象。Tシャツこそこだわるのが正解です。
ポロシャツが定番のフレッドペリーで、あえてTシャツを選択するのもアリではないでしょうか。
⑧【日本製】Vネック 高級ニット キャッシュウール ホールガーメント
イタリアのゼニア・バルファ社で製造されたウールのみキャッシュウールと呼ばれます。
滑らかで温かく、毛玉が出にくい高品質のキャッシュウールで編まれたこちらのVネックセーター。
ホールガーメント製法で体の構造に沿って編まれており、縫い目が無く、着ていて動きやすいのも特徴です。
⑨ドライビングシューズ 本革 スリッポン
ビジネス用の革靴にはない滑らかなデザインが、大人の色気を感じさせるドライビングシューズ。
本革製ながら、お求めやすい価格も魅力です。
⑩コンバース レザー オールスター クップ
一色使いのレザースニーカーなら、大人っぽい印象でオフィスカジュアルにぴったりです。
スニーカー派ならみんな大好きコンバース。
こちらのALL STAR COUPEは、コンバースの大定番ONE STARに次ぐ人気モデルです。
5.まとめ
今回は男性のオフィスカジュアルについて紹介しました。
今までオフィスカジュアルについて疑問があった方も、少しは疑問が解消されたでしょうか?
オフィスカジュアルにはいくつかルールはありますが、その中で自分の個性をどう出すかが楽しいところでもあります。
ぜひ仕事ができそうで、オシャレで、かつ自分の個性に合ったオフィスカジュアルを見つけてくださいね。