今回のコロナ禍において急速に普及したテレワーク。「職場は毎日行くのが当たり前」と思っていた私たちは、大きな方向転換を強いられました。
テレワークの開始当初は、一時しのぎに食卓や座卓などを使って仕事をしていた方も多いのではないでしょうか?
テレワークが当たり前となってくると、気になってくるのがテレワークの環境。
集中しづらい環境で仕事をすると作業効率も悪くなります。また自分の身体に合っていない椅子に座ると、肩や腰に負担のがかかり、肩こりや腰痛に悩まされることに…。
そこで今回は、テレワークの環境を最適にするデスクやチェア選びについて詳しく解説!さらにテレワークにおすすめのデスクとチェア10選も紹介していきます。
1.テレワークとは?
1-1.テレワークの意味
テレワークとは、ITなどの情報通信技術を活用する、場所を特定しない働き方を指します。
テレワークのtele は「離れた場所」を、workは「働く」という意味を表しています。テレワークとは、「(職場ではない)離れた場所で働くこと」を指す言葉なのです。
コロナ禍でのテレワークは自宅が中心となっていますが、通常は自宅に限定されず、カフェなどの好きな場所やワーキングスペースなどの施設を利用する場合も多くあります。
温泉などのリゾート地でバケーションしながら働く、「ワーケーション」という新しい働き方もテレワークの一つと言ってよいでしょう。
1-2.テレワークの始まり
テレワークの始まりは1970年代のアメリカです。
日本で初めてテレワークが導入されたのは1984年。六本木に本社がある日本電気(NEC)が、吉祥寺にテレワーク用のサテライトオフィスを作ったのが始まりとされています。
当時は情報通信技術もまだまだ発展途上だったため、なかなかテレワークは普及しませんでした。ですが、ここ十数年で情報通信技術は目覚ましい発展をとげました。
そこに来て今回のコロナ禍。否応なくテレワークを普及せざるえなくなったのです。
そんな状況で急きょ普及がスピード化したテレワーク。ですがこの働き方にもなじんできた昨今、通勤時間からの解放や家族とのコミュニケーションの増加など、テレワークのよさを実感する人が増えています。
ですからコロナ収束後も、当たり前の選択肢としてテレワークという働き方が増えていくことになるでしょう。
2.自宅でのテレワークは快適な環境で効率アップを!
自宅のダイニングテーブルやリビングで仕事をしていると、テレビなどが目に入り気が散ってしまいがち。さらに家族がいれば話しかけられることも多く、そのたびに集中が途切れてしまいます。
ですからちょっとしたスペースでもいいので、仕事専用のデスク(机)とチェア(椅子)を準備するのがおすすめです。
専用のスペースを作ることで、余計なものに目が行きにくくなります。そして仕事用の席に座ることで、気持ちが仕事モードに切り替わりやすいという効果も。さらに家族も話しかけるのを遠慮してくれるので、なおさら集中しやすくなるでしょう。
またデスクとチェアを自分の身体に合ったものを選べば、肩こりや腰痛を防いで疲労を軽減してくれます。
3.テレワークに最適なデスクとチェアの選び方
3-1.テレワークに最適なデスクの選び方は?
①サイズ
一番重要なのがサイズ。まずはデスクをどこに置くか決めましょう。スペースが決まったら計測し、どれくらいのサイズのデスクが置けるか目星をつけます。
そのサイズ内で天板の大きさを決めていきます。パソコンのほかに何を置く必要があるのか考えて、天板の広さを決めていくきましょう。広い作業スペースが必要な場合はL字型の天板を選ぶ手もあります。
デスクを決めるにあたって高さはかなり重要です。一般的に天板の高さが床から60~72cm くらいが適切といわれています。
さらにそこから自分に合ったサイズを選んでいきましょう。
チェアに座った姿勢で、力を入れずに天板に手を置きます。その時にひじの角度が90度になるのが負担のかからない高さです。高すぎたり、低すぎたりすると肩こりや腱鞘炎の原因になります。
デスクの高さを決めるにあたって、チェアに座った時の高さが大事になってきます。チェアの高さは腰痛予防のポイントになりますから、あとから出てくるチェアの高さについてもしっかり読んでくださいね。
②機能
テレワーク用のデスクには、商品によっていろいろな機能があります。自分に必要な機能は何かを考えてデスクを選んでください。
- 昇降式
長時間座りっぱなしは腰に負担がかかることに…。昇降式デスクは座った状態でもスタンディングデスクとしても使えます。
また1つのデスクを家族で共有する場合も、高さが調節できる昇降式のデスクが便利です。
- 折りたたみ式
部屋のスペースが狭くてデスクを置くと窮屈になってしまう場合は、折りたたみ式のデスクを選んでみてください。
- 個別のスペース
家が狭くて個室は作れないけど、自分専用のスペースがないと集中できない人もいますよね。そんな人におすすめなのが仕切りで囲まれたデスクです。周りの視線が気にならず、自分も周囲が見えなくなるので、仕事に集中しやすくなります。
③デザイン
デスク選びにはデザインも重要。お部屋のインテリアと同じ様なテイストのデスクを選ぶと、悪目立ちせずに部屋に馴染みます。
3-2.テレワークに最適なチェアの選び方は?
腰痛の原因の一つが、長時間の座った姿勢。快適にテレワークをするためには、腰痛になりにくいチェアを選ぶ必要があります。
また作業中の前傾姿勢は肩こりの原因に。
ここでは腰痛や肩こりや予防する観点でテレワーク用のチェアを選んでいきます。
①姿勢が安定する高さ
座った時に足の裏が床にぴったりと着き、膝が90度になっている高さは姿勢が安定します。高さ調節できるチェアを選んで、ちょうどよい高さに合わせましょう。
②S字カーブを保てる背もたれ
人間の背骨は真っすぐではなく、S字のカーブを描いています。これは約5㎏という重い頭部の重さを分散させて支えるためです。
このS字が崩れると腰に負担がかかり、腰痛を引き起こします。
ですからチェアの背もたれは背骨のS字に合わせた曲線を描いたものを選ぶとよいでしょう。
価格は上がってしまいますが、ランバーサポートというクッションが付いていると、さらに背骨がS字をキープするのをサポートしてくれます。
③ロッキング・リクライニング機能
前傾姿勢は肩こりを引きおこしやすい姿勢です。また一見良い座り方に思えますが、座面と垂直に座っていても腰痛がおきることもあります。
肩こりや腰痛を防ぐには、垂直よりも少し背もたれに寄りかかる角度で座るのがベスト。ですから背もたれが後ろ側に倒れるチェアを選ぶのがおすすめです。
ロッキングは背中で押すことによって後ろ側に倒れる機能。リクライニングはレバーを引くと後ろに倒れる機能です。
どちらかの機能がついたチェアを選ぶと、肩こりや腰痛を予防することになります。
④ひじ掛け、ヘッドレスト付き
実は腕の重さも長時間座っていると腰への負担になります。ひじ掛け付きのチェアは、腕の重さ分の腰への負担を軽減してくれます。
同じ様に頭を支えるヘッドレスト付きのチェアは、頭部の重さ約5㎏分の負担が腰にかかるのを軽減することに。
4.テレワークにおすすめのデスクとチェア10選
①リブロ ガラスデスク 幅1000×奥行500×高730
スタイリッシュなインテリアにぴったりなデスクです。
モノトーン、強化ガラスの天板がクールな雰囲気。
キーボードが収納できるスライドトレー付きで、デスクの上をすっきり使えます。
②デスク スチール
資料をたくさん置きたい、広い作業スペースが欲しい人におすすめなのがこちらのデスク。
木目調の天板とブラックのスチールが、ブルックリン風インテリアにもぴったりです。
③片手で楽々ワンタッチ昇降!スタンディングデスク 幅90
こちらのデスクは、ガス圧レバー式で片手でかんたんに高さを調節。
スタンディングデスクとしても使えます。
キャスター付きなので移動も楽々。
カラーは白を基調としたナチュラルとブラックの2色から選べます。
④折りたたみ デスク パソコンデスク
デスクを置く場所のない狭い部屋には、こちらの折りたたみ式のデスクがおすすめ。
普段はパソコンやプリンターを置くワゴンとしても使えます。
⑤テレワークにおすすめ!おこもり個室デスク
「個室で集中したいけど部屋数が足りない!
」という人には、こちらの「おこもり個室デスク」を。
高さ130cmの仕切りに囲まれており、座れば頭まですっぽり隠れます。
収納も充実しているので、好きなものに囲まれて秘密基地風にしても楽しいですね。
⑥ブリッツ デスクチェア
コロンとしたフォルムがキュートなチェア。
コンパクトなサイズ感で狭いお部屋でも使いやすくなっています。
⑦オフィス チェア 【ビートル】
包まれるような座り心地が気持ちいいオフィスチェア。
高級感のあるルックスも魅力です。
長時間の作業で疲れたら、ロッキング機能でリラックスを。
⑧オフィスチェア ボタンミドルバック ミッドセンチュリー
- オフィスチェア キルティング ミッドセンチュリー
ミッドセンチュリー風のデザインがかっこよすぎるオフィスチェア。
テレワークのテンションも上がりますね。
⑨コンティークス アイガー ゲーミングチェア
長時間パソコンに向かうゲーマー用に作られたゲーミングチェア。
ひじ掛けやランバーサポート、ロッキング機能、160度リクライニングと多機能。
長時間のパソコン作業におすすめです。
⑩エルゴヒューマン ベーシック HIGH ハイブリッド
- エルゴヒューマン ベーシック HIGH ハイブリッド
- 価格:87,780円
自分の体形に合わせた、理想の座り心地のチェアをオーダーメイドする。
そんな夢のような話に近づける「エルゴヒューマン」。
ヘッドレストやランバーサポート、リクライニング、座面スライドなど、さまざまな機能が座る人に合わせて細かく調節できます。
5.おわりに
今回はテレワークに最適なデスクやチェアを紹介しました。
自宅をテレワークに最適な環境に整えると集中力が高まり、作業効率が上がります。
仕事がサクサク片付けば、自由に使える時間も増えて、生活の質が上がることでしょう。
ぜひ自分にぴったりのデスクやチェアを探してみてくださいね。