社員の健康増進をサポートする福利厚生とは?社内スポーツジム設置や食事面のサポートを!

投稿日: カテゴリー オフィス関連

社員の健康管理を経営的な視点で捉え、戦略的に実践する「健康経営」という言葉が広まりつあります。健康経営によってもたらされるメリットは、社員側だけでなく企業側にも大きいものです。

健康経営の実践の一つとして、社内にスポーツジムを導入する企業が増えています。社内スポーツジムは、社内に気軽に運動できる環境を作り、社員の健康増進を目指すのが目的です。

今回は健康経営によるメリットや、社内に運動できる環境を作る実践方法について紹介します。社員が健康に活き活きと働ける、活力ある職場を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

健康経営とは

以前は社員の健康管理は、社員個々人に任されていました。しかしストレスの多い昨今、心身の健康を害する社員も少なくありません。社員が健康を害することは、本人にとっても会社にとっても大きな痛手です。

そこで企業が積極的に、社員の健康管理や維持をサポートする「健康経営」という考え方が広まっています。健康に関する福利厚生を実践し、社員の健康をサポートする企業が増えてきています。

健康経営によるメリット

健康経営を実践することで、社員側にも企業側にも多くのメリットがもたらされます。健康経営の主なメリットは、以下の5点が挙げられます。

  1. 離職率の低下・休職者の減少
  2. 医療費の軽減
  3. 従業員のモチベーションアップによる生産性の向上
  4. 企業のイメージアップにつながる
  5. 採用が有利になる

それぞれ詳しく解説します。

①離職率の低下・休職者の減少

ストレスが多い昨今、健康を害することによって、やむを得ず離職したり、休職したりせざる得ない人も多くなっていま。経験スキルを持った社員が退職・休職することは、企業にとっても大きな痛手です。社員の健康が維持・促進されることによって、離職率低下や休職者減少が実現できます。

②医療費の軽減

社員が健康を害することで通院入院が増えれば、健康保険組合を運営する企業の医療費負担も増加することに。社員が健康であれば、それだけ企業側の医療費負担も軽くなります。

③従業員のモチベーションアップによる生産性の向上

心身に不調があれば、仕事へのモチベーション集中力著しく低下。そのため事故ミスが、起きやすい状態になります。社員が健康であれば、仕事へのモチベーションや集中力を高く保てます。結果的に生産性の向上が期待できるでしょう。

また社内スポーツジムを設置することで、普段は接することの無い社員とも交流が生まれ、人間関係の構築イノベーションの創出が期待できます。

④企業のイメージアップにつながる

社員の健康を重視する社風は、対外的にも良い印象を与えられます。「社員が生き生き働く、働きやすい企業」というイメージは、企業ブランドの向上に繋がります。

⑤採用が有利になる

慢性的な人材不足の中、優秀な人材の確保が非常に難しい現状です。近年新卒者でも中途採用者でも、企業の福利厚生面を重視する人増えています。健康経営により充実した福利厚生は、採用の面でも優位に働くでしょう。

健康経営を実現する福利厚生とは

健康経営を目指して実践される福利厚生では、「心身の健康のケア」「運動面」「食事面」という3つの側面からサポートが行えます。

①心身の健康のケア

まず基本となるのが、病気を予防するための心身のケアです。具体策として、健康診断の実施の他、メンタルヘルスストレスチェックの実施、健康に関する知識の周知、ノー残業デーの設定、積極的な有休の取得奨励、感染症予防対策などが挙げられます。

②運動面でのサポート

さらに健康を増進ために運動不足を解消する、運動面でのサポートは有効な手段です。具体策としてはスポーツジム利用料金補助や今回紹介する社内スポーツジムの導入などが挙げられます。

②食事面でのサポート

食事面のサポートも、健康維持・促進のための有効な方法です。具体策としては、栄養バランスの取れたメニューを提供する社員食堂の設置、同じく栄養バランスの取れた弁当の配達サービスの導入、専用冷蔵庫や電子レンジを設置し、何時でも食事を購入できる設置型サービスなどが挙げられます。

社内に運動できる環境を取り入れる方法

社内にスポーツができる環境があれば、運動がより身近なものになります。そのためにはスポーツジムのように、常時運動できる環境があればベストです。実際に健康経営に積極的な企業では、社内スポーツジムを導入しているところも増えつつあります。

しかし社内にスポーツジムを導入するのは、大きなハードルがある企業も多いでしょう。まずはできる範囲で、運動できる環境を整えていくのがおすすめです。

社内に運動できる環境を作る主な方法は、以下の4点が挙げられます。

  • 社内に運動施設を常設
  • 定期的にインストラクターを招いてのスポーツレッスン
  • 屋外や公共施設でのスポーツイベントの開催
  • オンラインでのスポーツレッスンの提供

それぞれ詳しく解説していきます。

社内にスポーツジムを常設

運動不足を解消するため、スポーツジムに入会している人は多いのではないでしょうか。しかし中には仕事が忙しかったり、疲れていたりして、なかなか通えていない人も多いようです。

社内にトレーニングマシーンランニングマシーンを設置して、常時スポーツができる環境があれば、多少忙しい状況でも、もっと気軽に運動ができます。

トレーニング施設だけでなく、身だしなみが整えられるシャワールームも併設すれば、就業前やちょっとした空き時間にも運動がしやすくなるでしょう。

定期的にインストラクターを招いてのスポーツレッスン

予算スペース面で常設のスポーツジムを設置する余裕が無ければ、定期的スポーツレッスンを開催する方法がおすすめです。インストラクターをオフィスに派遣するサービスを利用してもよいでしょう。

週1や月2回など回数を決めて、会議室リフレッシュスペースなどで、ヨガピラティスエクササイズストレッチなどのインストラクターを招き、レッスンしてもらいます。レッスン時に広いスペースさえ確保できれば、スポーツする環境を提供できるので、取り入れやすい方法です。

屋外や公共施設でのスポーツイベントの開催

社内に運動できる広いスペースが無い場合は、屋外でのスポーツイベントを開催すれば、運動する機会を提供できます。

イベントの内容はウォーキング登山運動会フットサル、ボーリングなどがおすすめです。

休日はプライベートを優先したい社員が多いので、終業後など平日に開催した方が参加率が高くなります。

オンラインでのスポーツレッスン提供

テレワーク中心の社員は通勤も無いため、より運動不足になりがちです。こうした社員には、オンラインヨガストレッチエクササイズなどのスポーツレッスンを提供する方法もあります。

普段は、なかなか顔を合わせる機会が無いテレワーク社員。オンラインを通じて、一緒に運動することで、コミュニケーションを増やすことができます。

ちょっとした運動ができるおすすめのオフィス家具

本格的なスポーツジムとまではいかなくても、まずはオフィス家具を利用して、ちょっとした運動ができるスペースを作ってみてはいかがでしょうか。運動できる環境作りに役立つオフィス家具を紹介します。

①多目的で使える キューブスツール 6色 

座っての筋トレ休憩に使える、キューブスツールの2個セットです。部屋の雰囲気に合わせて6色から選べます。何色かチョイスして、明るい雰囲気を作るのもおすすめです。

②ミーティングベンチ W1500×D350×H460

休憩やちょっとした荷物置に便利な、ミーティングベンチです。運動仲間が集まってのおしゃべりも盛り上がりそう。座面はブラウンとナチュラル、ホワイトの3脚部分はブラックとホワイトの2色から好みのカラーを選べます。

③ナチュラル ディーアールラック 

タオルやドリンクなどの荷物置きや、ダンベルやヨガマットなどの収納場所として使えるラックです。スチール製ですが、ナチュラルカラーなのでくつろいだ雰囲気を作れます。

④ミラーボード 連結タイプ キャスター付き 

ヨガやピラティスなど、自分の姿勢を確認したいスポーツには鏡があると便利です。こちらのミラーボードは樹脂製なので、ぶつかったり倒れたりしても割れることがありません。裏面はホワイトボードになっており、図解などでの説明が必要な時に便利です。

⑤電動昇降デスク 幅120cm

運動できるスペースが無いオフィスにおすすめの、電動昇降デスク。座りっぱなしのデスクワークは肩こり腰痛の原因となります。昇降デスクの高さを変えてスタンディングデスクとして使えば、肩こりや腰痛予防になり、足腰も鍛えられます。

社内にスポーツできる環境を整えて社員の健康を増進し活力ある職場に

企業が社員の健康管理を積極的にサポートする、健康経営。健康経営で社員が元気に働ければ、企業にもたらされるメリットは大きいものです。

今回は健康経営の一つの方策、運動面でのサポート社内スポーツジムについて詳しく解説しました。社内スポーツジムの導入を直ぐ実行するのはハードルが高いですが、まずはできる範囲で社内で運動できる環境を整えてみてはいかがでしょうか。社員に運動できる環境を提供して、ぜひ活力ある職場を目指してください。

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